夫の暴力行為の証拠をとる調査で、浮気が発覚
夫婦が離婚をする原因の1つとして「DV」があります。夫が妻に対して一方的に暴力をふるい、妻側は過酷な生活を強いられている。
このような時は、旦那の暴力の証拠を取り、離婚を有利に進めることも可能です。しかし、証拠を取るために探偵事務所が調査に乗り出したところ、思わぬ事実が発覚することもあります。
<N子さんの調査事例>
N子さんは結婚生活5年目を迎える33歳。とても清楚でしっかりものの奥さんに見えますが、家庭では大きな悩みを抱えていました。
その悩みとは、旦那の暴力です。機嫌は良い時であれば問題ないのですが、何か気に入らないことがあったり、仕事で上手くいかないことがあると、何かにつけてN子さんに暴力を振るいます。
N子さんはそんな夫の暴力に耐え切れなくなり、離婚を少しずつ考えるようになりました。警察に相談しても夫婦喧嘩として処理されてしまうことから、探偵事務所に相談をします。
その時、N子さんに「浮気の可能性はありませんか?」と訪ねたところ、仕事では営業課長の役職についており、忙しくて浮気などをしている暇は無いとのことでした。
このため、暴力の証拠を確実に残すということで、探偵事務所のスタッフが調査を開始します。
調査員は自宅に無線式の音声発信機をつけます。また、夫とのバッティングを防ぐために、夫が通勤やプライベートで使っている車には発信機を装着します。
しかし、調査を進めていくうちに、夫の意外な行動パターンが目につくようになります。それは、夫の車が、特定のマンションの駐車場に、長時間に渡って不定期で駐車しているのです。
職場でもなく、仕事の取引先でも無いマンションの1室で、何をしているのか。さらに調査を進めると、夫は若い女性の自宅を不定期で訪れていることがわかりました。そうです、夫は完全に浮気をしていたわけです。
しかも、その若い女性は妊娠をしていることが発覚します。
その後、浮気と暴力という2つの証拠を得たN子さんは、調停によって夫に多額の慰謝料を請求し、離婚することができました。
このような事実は夫の会社にもすぐに広まり、役職を失って窓際社員になってしまったそうです。
夫の暴力の証拠を掴むための調査によって浮気の事実も明らかになるという、かなりレアなケースだと思います。しかし、このようなケースは氷山の一角かもしれません。
仕事が忙しそうな男性でも、浮気をする可能性があることを覚えておきたいものです。
スポンサードリンク