年間37万個も売れている盗聴器の実態
2015年5月。フジテレビのお昼の番組「バイキング」にて、盗聴器調査の特集が放送されていました。
今、日本では年間37万個の盗聴器が売れており、盗聴による被害が多発しているそうです。盗聴の手口は巧妙化しており、気付かないうちに盗聴されている恐れがあります。一般家庭にもしかけられている事もあり、もはや他人事ではありません。
フジテレビでは5月某日に調査開始。調査を行ったのは、19年間で約2000個の盗聴器を発見した盗聴G面の岡田さんです。
<ケース1>
まず、半径2キロ以内の盗聴電波をキャッチできる受信機を使い、車を走らせます。そしてすぐに、盗聴電波を確認。
今度はポイントを絞り込める精度の高い盗聴探知機を使い、場所の特定へと進みます。
すると、たくさんの会社が入っているオフィスビルから盗聴電波が。調べたい会社が不在のため、調査は断念することになりました。
<ケース2>
東京都内のごく普通の一軒家から、盗聴電波を確認。許可を得て自宅内の調査を進めると・・。台所の電源にささっていた分配型(タップ式)のコンセントが盗聴器でした。これを抜くと、盗聴が消えます。
現在仕掛けられている盗聴器のおよそ7割はタップ式なんだそうです。後ろにAやCなどのアルファベットのシールが貼ってあるものは、盗聴器の可能性が高いそうです。
<ケース3>
翌日調査をしていると、テレビのドラえもんの音声が盗聴探査機から聞こえてきた。
そして該当すると思われるい自宅内を調査させて頂いたところ・・。大家さんの許可を得ないと調査できない部分に仕掛けられている恐れが出てきます。
それは自宅の壁の外側に付いているコンセントで、中を開けて調べたところ・・。コンセントの裏側であり、壁の内部に盗聴器がしかけられていました。そしてその小さな機器には「B」の表記が。
以前の住人がこの部分にコンセントをつけたらしいが、深層はもはや解かりません。
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どんな人が盗聴器を仕掛けるのか
盗聴器を仕掛ける人物で一番多いのは、何と「夫・彼氏」なんだそうです。次いでストーカー、その次が「隣人・近所の人」となります。
なんと、一番身近だと思える人に仕掛けられているケースが多いのですね。その目的は浮気調査なのかどうか解かりませんが、身近な所にも危険が潜んでいることになります。
また、仕掛けられている場所で一番多いのがリビング、次いで寝室、その次が子供部屋になるそうです。
盗聴の予防策について
まずはタップ式のコンセントをチェックし、アルファベットのシールが付いていないかチェックします。また、引越しする時は部屋に備え付けてあったコンセントは使わずに、家電量販店で自分で買ってくることが大切です。
また、盗聴器調査を業者にお願いするのも1つの手です。バイキングに出演していた岡田さんの会社では、3万円〜で調査してくれるそうです。ちなみに60平米の2LDKの調査で7万円ぐらいとのことでした。
さらに、今は一般の家電量販店でも簡易的な盗聴検査器を購入できます。
メジャーなものでは「探吉くん(8800円)」というものがあり、盗聴器に近づけると。ピピピと音がします。楽天市場でも販売されていますね。 探吉くんの販売店(楽天市場)はこちら
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